脛 骨 ( けいこつ、英:tibia

 

・脛骨は自由化支帯の2つある下腿の骨の一つになる。形状的には長骨に属し内側側に位置する。

 

・以下の3つに大きく分けることができる。

・以下の文章は「日本人体解剖学」(南山堂)からの引用文となる。

発生:脛骨体の骨化点は胎生2カ月に現れ、近位骨端の骨化点は胎生末期または生後間もなく現れ、遠位骨端の骨化点は2歳ころに現れる。しばしば13歳ころに脛骨結節に骨化点が見られることもある。骨幹と骨端との癒合は21~22歳ころに行われる。」

※上記の「脛骨結節」は、おそらく「脛骨粗面」のことだと思われる。
異常:脛骨は、前後径を増し左右径を減じて、著しく扁平となることがある。」

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右脛骨(前面)
右脛骨(後面)
右脛骨(上面)
右脛骨(下面)
脛骨・腓骨(横断面)
 
 

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あ行 遠位骨端
か行

外側顆  ・外側顆間結節  外側面  ・顆間隆起  ・下端  ・下関節面  ・近位骨端  ・脛骨結節  ・脛骨粗面  ・脛骨体  ・後顆間区  後面  ・ 骨間縁

さ行 上関節面  上端  ・前縁  前顆間区
な行 内果  内果関節面  ・内果溝  ・内側縁  ・内側顆  ・内側顆間結節  ・内側面
は行 腓骨関節面  ・腓骨切痕  ・ヒラメ筋線

 

 以下が脛骨に付着する筋肉となる。

起始とする筋肉群
停止とする筋肉群
1
 後脛骨筋脛骨体:内側/後面)
1
2
 前脛骨筋脛骨体:外側面)
2
3
3
4
4
5
5
6
6
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7
8
8
9
9
10
10
右脛骨(前面)
右脛骨(後面)

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 以下に脛骨に付着する靭帯を一覧表にしたが、不足する可能性もありうる。

近位端
1

脛骨(近位骨端内側顆)⇔ 大腿骨(内側上顆)

2
脛骨(脛骨体脛骨粗面)⇔ 膝蓋骨(下部)
3
脛骨(近位骨端前顆間区)⇔ 大腿骨(外側顆)
4

脛骨(近位骨端後顆間区)⇔ 大腿骨(内側顆) 

※前・後を合わせて膝十字靭帯とよばれることもある。。

5
脛骨(近位骨端外側顆)⇔ 腓骨(腓骨頭)
6
脛骨(近位骨端外側顆)⇔ 腓骨(腓骨頭)
遠位端
7
脛骨(遠位骨端)⇔ 腓骨(下端・外果?)
8
脛骨(遠位骨端)⇔ 腓骨(下端・外果?)
9
脛骨(遠位骨端)⇔ 腓骨(下端・外果?)
10

脛骨(遠位骨端内果)⇔ 状舟骨踵骨距骨 ※内側靭帯とも。

右足首周辺(前面)
右足首周辺(内側面)
右足首周辺(後面)
右膝関節(前面)
右膝関節(後面)

 

 脛骨は以下の3つの骨と接し、3種類の関節を形成している。なお、遠位骨端における陽骨との結合は特別な関節腔を持たない脛腓靭帯結合となる。

1
膝関節

脛骨(内側顆・外側顆)⇔ 大腿骨(内側顆・外側顆)

2
脛骨(外側顆) ⇔ 腓骨(腓骨頭)
3
脛骨(下関節面)⇔ 腓骨(外側関節面)⇔ 距骨(距骨滑車)

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1
anterior tibial artery
2
posterior tibial artery

 

 

 

 

「Wikipedia」には以下のような解説が見られる。

「The tibia derives its arterial blood supply from two sources: A nutrient artery, as the main source, and periosteal(骨膜)  vessels derived from the anterior tibial artery.」

 ・nutrient artery:栄養動脈 ・periosteal vessel:骨膜血管?

 ⇒ その他の参考となるサイト「blood supply to the tibia

 


・SKELETAL SYSTEM ANATOMY: Bones of the lower leg- Tibia(3:12)

    

・Anatomy Of Tibia Bone(4:53 本物の骨標本を使って英語で)

・Anatomy and Osteology of Tibia(8:28 本物の骨標本を使って英語で)

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