小角咽頭靭帯 ( しょうかくいんとうじんたい、英:corniculopharyngeal ligament ) 

そもそも大元となる「輪状小角靭帯」自体、インターネットで検索をかけてもほぼ結果はゼロとなる。よって、その一部を表す靭帯がインターネットで検索に引っかからないのは納得のいくところとなる。

以下は「日本人体解剖学 」の「輪状小角靭帯」の解説文となる。

「 Y字形で3脚を持つ。2つの上脚は小角軟骨に、下脚は(輪状軟骨)板の上縁につく。上脚は小角咽頭靭帯、下脚は輪状咽頭靭帯という。 」

以下が喉頭部に見られる靭帯の一覧となる。 参考:日本人体解剖学(下巻)

1

 舌骨下面と甲状軟骨上縁の間に張る弾性繊維に富む結合組織性の膜  

 部位的:正中甲状舌骨靭帯外側甲状舌骨靭帯

2
 舌骨体の上縁から起こり喉頭蓋軟骨の舌骨面に付着する。
3
4

 輪状軟骨弓下甲状切痕を結ぶ。

部位的:正中輪状甲状靭帯、外側輪状甲状靭帯

5
 輪状軟骨の下縁と気管軟骨を結ぶ。
6

輪状小角靭帯

(一般的な呼称ではない?)

 上下に3脚を有し、2脚は小角軟骨に、残りの1脚は輪状軟骨に付着

 上脚を小角咽頭靭帯、下脚を輪状咽頭靭帯という。

7
 甲状軟骨の両板間の角の内面と披裂軟骨小丘との間に張る。 
8
 甲状軟骨の後面正中線の外側方と披裂軟骨底を結ぶ。