小丘 ( しょうきゅう、 英:colliculus )

 

・室靭帯の付着部となる?

以下は「日本人体解剖学」の「室靭帯」の解説文となる。

「甲状軟骨の両板間の角の内面(声帯靭帯のわずか上方)と披裂軟骨小丘との間にあって、喉頭粘膜の前庭ヒダ(室ヒダ)の中にはっている。 」

・「弓状稜の端にある小突出」(船戸和弥のHP

披裂軟骨

小丘

披裂・小角軟骨

(前外側面)

 

以下は「日本人体解剖学」の「披裂軟骨」の解説文となる。

「(披裂軟骨は)硝子軟骨に属し、有対性である。(輪状軟骨)板の上外側角にのる左右1対の軟骨で、その位置の変化が声門の形、声帯の緊張度に直接影響するので、発声に最も重要な関係を持つ。三角錐状を呈し、これに尖・底および内側面・前外側面・後面の3面を区別する。(披裂軟骨)底はその下面の関節面で(輪状軟骨)板と関節し、その外側方及び前方に突起を出す。外側方のものを筋突起といい、鈍円な短い小さな突起で、披裂筋の一部、外側・後輪状披裂筋が付着する。
前方のものを声帯突起といい、小さな突起で、喉頭腔中に突出し甲状軟骨との正中部との間に声帯靭帯が張る。(披裂軟骨)尖は内側後方へ突出して小角軟骨と結合する。
内側面は喉頭の内腔に面して平滑である。前外側面には弓形の隆起があり、弓状稜といい、その上端の小さな突起を小丘という。この面の最下部は陥凹し、楕円窩といい声帯筋が付着する。この上方にも深い小窩があり、三角窩という。」

 

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