・「輪状軟骨の前部および外側部」( 船戸和弥のHP)
・「(輪状軟骨は)前方から後方に向かって著しく高さを増し,後方では2~2.5cmであるが,前方では0.6~0.7cmにすぎない.」(Rauber-Kopsch 解剖学)
以下は「日本人体解剖学 」の「輪状軟骨」の解説文となる。
「硝子軟骨に属し、無対性である。甲状軟骨の下方にあって、下方は鱗状気管靭帯を介して第1気管軟骨につながる。指輪状で、特に前方から後方に向かって高くなる。輪の前部は弓形で(輪状軟骨)弓といい、後部は方形板状に拡大し、これを(輪状軟骨)板という。板の後面正中線には垂直に走る隆起があり、正中稜という。正中稜の両側は凹み、板窩といい、後輪状披裂筋の起始するところである。板と弓の境には小円形の関節面があり、甲状関節面といい、甲状軟骨の輪状関節面に対応する。板の上縁の中央部は凹み、その両側に楕円形の関節面がある。これを披裂関節面といい、披裂軟骨と接する。」
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