ma Visual Anatomy 視覚解剖学

後頭骨 ( こうとうこつ、 英 : occipital bone

 

 

 

 

 

頭蓋にある脳頭蓋の一つで、頭蓋の後部および下部を形成し、第1頸椎(環椎)と関節している。

 

 

■ アニメーション ■

 

 発生学的に以下の3つのパートに分けることができる。

 

 

    

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【 隣 接 】

 後頭骨は以下の3つの骨と接合している。

  

 

【 縁 】

 後頭鱗のみ2つの縁の名称が認められる。

【 面 】

  「日本人体解剖学 (上巻) 」では、後頭鱗のみ内面、外面の2つに区別している。

 

 

 

【 孔/口 】

 以下がそれぞれの「孔」を通過する主なものになる。

 
名  称
神  経
血  管
その他
1
頚静脈孔

・舌咽神経 

迷走神経 ・副神経 

・内頚静脈 ・下錐体静脈洞 

・後硬膜動脈  後頭動脈(硬膜枝)

 
2
大(後頭)孔

・延髄 

副神経(脊髄根)

椎骨動脈 ・前脊髄動脈 ・後脊髄動脈

・前脊髄静脈 ・後脊髄静脈 

・環椎十字靭帯

・歯尖靭帯

・蓋膜 ・髄膜

 

【 裂/裂孔 】

名  称
解  説
イラスト
1
錐体後頭裂 側頭骨岩様部錐体の後縁と後頭骨の底部との間にある裂孔   

 

【 管 】

 
名  称
解  説
イラスト
1
顆 管

後頭骨後頭顆のすぐ後ろにある顆窩(窪み)に開いている孔で、顆導出静脈を通している。

2
舌下神経管 後頭顆の下部を内後側から前外側方に向かって貫いている管で、舌下神経静脈叢を通している。

 

【 発 生 】

 「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

 「(後頭骨は)胎児性の軟骨性頭蓋の後部をなす。4個の軟骨片と1個の結合組織性骨との癒合によって生じ、4個の軟骨片の間に大後頭孔を挟む。骨化点は、胎児3ヶ月に後頭鱗の下部に1対、底部および両側部に各1個ずつ現れる。結合組織性骨の骨化点は左右の頭頂骨の間(頭頂間部)に現れる。頭頂間部と後頭骨上部との癒合は、胎児の早期(胎生3ヶ月ころ)に行われるが、その他のところでは遅く癒合して1つの骨になる。20歳ころになると、後頭骨は蝶形骨とも癒合するようになり、この場合、両骨を合わせて頭底骨という。」

 

【 異 常 】

 「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

 「結合組織性骨として発生する後頭鱗の上部は、特別な骨質として下方の軟骨性骨から分離し、左右の頭頂骨の間に介在することがある。頭頂間骨(あるいはインカ骨)と呼ばれ、二分あるいは三分していることがある。後頭顆の外側方で頚静脈突起の下面のところが強く突出することがある。これを乳突傍突起という。大後頭孔の前縁下面に、軸椎の歯突起尖と関節する小関節窩を見ることがある。これを第3後頭骨顆という。」

 

 

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 以下が後頭骨と関係する語句になる。

あ行
か行
さ行
た行
な行
か行
は行
た行
ら行

 

 

 以下が後頭骨に付着する筋肉になる。「日本人体解剖学 (上巻) 」と「プロメテウス解剖学」を参考にしたが、後頭骨に付着する筋肉の数や位置は異なる。よって、両方を記してみた。

 

起始とする筋肉群
停止とする筋肉群
1
1
2
2
胸鎖乳突筋(日本人体解剖学)
3
3
4
4
5
5
6
6
7
7
8
8
9
9
頭板状筋(日本人体解剖学)

 注意)・「日本人体解剖学 (上巻) 」では、咽頭結節に「上咽頭収縮筋」が停止するイラストになっているが、ここでは上咽頭収縮筋は咽頭縫線に停止するものとして含めていない。⇒ イラスト

・また、「日本人体解剖学 (上巻) 」に掲載されているイラストでは、頭最長筋のごく一部が後頭骨に停止するように描かれている。ただ、「頭最長筋」の説明を見ると、停止は「側頭骨の乳様突起」とあり、後頭骨の記載がないので、ここでは含めていない。

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1
後頭骨(外後頭隆起)⇔ 第7頚椎(棘突起)
2

環椎横靭帯:左右の環椎の外側塊間

縦束:後頭骨(大後頭孔・前縁)⇐ 環椎横靭帯 ⇒ 軸椎(軸椎体)

3
歯尖靭帯 後頭骨(大後頭孔・前縁)⇔ 軸椎(歯突起尖端)
4
後頭骨(斜台)⇔ 後縦靭帯
 
 
 

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1
後頭骨(後頭顆)⇔ 環椎(上関節面)

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