・ 概 要
・ 分 類
・ 一覧表
( 嗅神経、 視神経、 動眼神経、 滑車神経、 三叉神経、 外転神経、 顔面神経、 内耳神経
・ イラスト
nervous system |
central nervous system |
脳 brain |
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脊髄 spinal cord |
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peripheral nervous system |
craniospinal nerve system |
脳神経 (12対) cranial nerves |
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脊髄神経 (31対) spinal nerves |
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autonomic nerve system |
交感神経 sympathetic nerves |
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副交感神経 parasympathetic nerves |
以下は、「船戸和弥のホームページ」の「解剖学」からの引用文となる。
「嗅神経[Ⅰ]は嗅上皮の感覚細胞の突起であり、嗅神経は最終的には約20本の嗅糸にまとまる細線維の叢であって、本来は嗅細胞自身の中枢性突起である。視神経[Ⅱ]は脳の一部である。視神経は発生的には中枢神経系の一部と見なされる網膜の神経節細胞の軸索であるから、内側毛帯などと同じ中枢神経系の線維系である。舌下神経[ⅩⅡ]は、比較解剖学的には脊髄神経である。舌下神経は、脊髄神経の頭側の3本が一体となって頭蓋内に取り込まれたものである。 このような理由から嗅神経、視神経、舌下神経の3対は厳密な意味では脳神経ではない。J.N.Aでは嗅神経と視神経を脳神経から省いて、その変わりに終神経と中間神経を加えていたので伝統的に脳神経は12対とされている。中間神経を顔面神経から独立されることは不当である。」
「固有の名称とは別に、神経が脳と接続されている部位(脳から出る部位)によって、頭側から尾側の順になるように付けられた番号でも呼ばれる。脳神経の番号はローマ数字で表すことが多い。」(ウィキペディア)
例: 第Ⅰ脳神経 ⇒ 嗅神経、 第Ⅱ脳神経 ⇒ 視神経、 第?脳神経 ⇒ 舌下神経
この項は「船戸和弥のホームページ」を参考に作成している。まず、脳神経の分類の序論として以下のような解説文が見られる。
「 頭部の特殊感覚神経、比較解剖学的に体性運動性神経、発生学的にみた鰓弓神経の3群に区別されることが多いようである。脳神経を分類するに当たり(終神経の扱いは保留する)、どの分類が合理的で正しいなどと記述するつもりはないが、脳神経を理解するうえで要点となるので「構成される線維での分類」をあわせて記述する。」
脳神経はその構成される神経線維で以下の3つのグループに分けることができる。
以下が脳神経の一覧表になる。