ma Visual Anatomy 視覚解剖学
 

軸 椎 ( じくつい、英:axis )

 

 

 

 以下は軸椎の各部の簡単な解説となる。

 

 

 軸椎の椎体は他の頚椎環椎は除く)と比べると小さい。そして、軸椎の最大の特徴として、その小さな椎体から歯突起が上方にのびていることにある。

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「(歯突起は)本来環椎の軸体であり、発生の途中、椎体の周辺部から分離し、軸椎体と結合したものである。」

 

 上は「船戸和弥のホームページ」からの引用文で、下は「Wikipedia」を参考にしたものとなる。

 ・椎弓根 ( pedicle fo vertebral arch ): 特に上関節面の下部にあたる前部は幅広で強靭となる。

 ・椎弓板 ( lamina of vertebral arch ): 厚みがあり強靭

 

 上の解説は「日本人体解剖学 (上巻) 」からの引用文となる。

 

 上記は「船戸和弥のホームページ」を参考にしたものだが、同サイトの「前結節」の解説は以下のようになり、軸椎にも前結節があるような説明になっている。また、「日本人体解剖学 (上巻) 」では特に言及はない。

第二~七頚椎横突起の根もとが横突孔により前・後の2部分に分かたれた形となっている。そのうち横突孔よりも前方の部分が前結節で元来は肋骨に相当するものが椎骨に癒合したものであり、後方の部分が後結節で本来の横突起である。

 

  ⇒ イラスト解説

 

船戸和弥のホームページ」では「下関節面の形によく似て円形平坦である」という解説になっている。

  ⇒ イラスト解説

 

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 以下が主に軸椎だけに見られる語句となる。

か行
posterior articular surface
さ行
dens / odontoid process
apex of dens
anterior articular surface

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 以下が軸椎に付着する筋となるが、その全てを挙げられていない可能性もある。

起始とする筋肉群
停止とする筋肉群
1
1
横突間筋(横突起)
2
2
頚長筋(椎体)
3
3
4
   

 

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 以下が軸椎に付着する靭帯となるが、そのすべてを挙げられていない可能性もある。また、「靭帯」という名称がついていないものも含まれる。

1

 軸椎(歯突起尖)⇔ 後頭骨(大後頭孔・前縁)

2

 軸椎 (歯突起尖の側面)⇔ 後頭骨後頭顆の側面)

3

 後頭骨咽頭結節) ⇔ 仙骨(前面)・環椎の前結節へ付着

4
5
 同側の椎骨の横突起間に張る。
6
 後頭骨斜台)⇔ 仙骨管
7
 椎弓板同士を結ぶ。
8
 軸椎(椎体後面)⇔ 後頭骨(大後頭孔・前縁)?
9
 軸椎(椎弓)⇔ 環椎後弓

 

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 軸椎は、その上部の環椎およびその下部の第3頚椎と接合し以下の3種類の関節を形成する。

1

 環椎下関節窩)⇔ 軸椎上関節面

2
3
椎骨下関節面) ⇔ 椎骨(上関節面

環椎は、上方で後頭骨と、そして下方で軸椎(第2頚椎)と接合し以下の3つの関節を形成する。

 

 
     

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・Atypical Cervical Vertebrae - Human anatomy video

  

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