椎 体 (椎 骨) ( ついたい、英:vertebral body

 

 椎体とは

  

 椎骨によってそれぞれ特徴が異なる。

1
頚 椎

環椎(第1頚椎)には椎体はない。

・下位のものほど大きくなるが胸椎腰椎と比べると小さい。

2
胸 椎

・頚椎椎体よりは大きいが、腰椎のものよりは小さい。下位のものほど大きくなる傾向がある。

椎体の側面には肋骨と関節をする肋骨窩という小さな関節面がある。

3
腰 椎

椎骨の中で最も大きい。

・横幅は下位ほど広いが、厚さは第3または第4腰椎あたりが最も厚い。

 

   
   

 

以下が基本的な椎骨の構成要素となる。

 

船戸和弥のホームページ」では以下のように解説している。

「椎体は椎骨の前部を占める短い円柱で、上下端は平らな面をつくる。上面と下面はやや広いため、椎体を側面から見ると、中央でややくびれている。後面は椎孔の前壁にあたり、縦に走る浅く広い溝となっている。椎体の上下面は椎間円板と固着する硝子軟骨で被われる。この軟骨の周縁部は骨化し、後方部分が欠けた不完全な輪の形の骨端板を作る。加令によりこの骨端板の骨化はさらに進行し、椎体の上下面の縁が側面から水平に突出するようになる。」

 

 また、以下は「Spine health」の解説文となる。

「Vertebral body is the thick oval segment of bone forming the front of the vertebra also called the centrum. The cavity of the vertebral body consists of cancellous bone tissue and is encircled by a protective layer of compact bone. Bony structures called pedicles protrude from each side of the vertebral body and join with the laminae to form the vertebral arch. The upper and lower surfaces of the vertebral body are flat and rough to provide attachment for the vertebral discs that lie between each vertebra. Since they are major load bearing structures, vertebral bodies are also prone to developing compression fractures, particularly in patients with osteoporosis.」

 

【参考になるサイト】

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イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

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