棘突起(椎骨) ( きょくとっき、英:spinous process

 

 棘突起とは

  

 

 以下、椎骨の構成が分かりやすいように3部に分けてみた。

  

 

 

 

 その位置する部位により特徴が異なる。

頚 椎 (cervical vertebrae) ■

環椎(第1頚椎)には棘突起は存在せず、他の椎骨の棘突起に当たる部分の小隆起は後結節と呼ばれる。

・第2頚椎の棘突起は縦に幅広となる。

・第2頚椎から第6頚椎の棘突起の先端は二分している。(第6頚椎は二分が不明瞭「「船戸和弥のHP」)

・下位にいくほど長くなり、後下方に突出する。

・第7頚椎の棘突起は長大で通常二分せずに肥厚し、皮下に容易に確認することができる。

 

 

 

胸 椎 (thoracic vertebrae) ■

・長くて三角柱状である。

・第1胸椎~第8胸椎まで下位に行くにつれて次第に傾斜が増すが、それより下は再び弱くなる。

・第12胸椎ではほぼ水平に突出する。

 

 

■ 腰 椎 (lumbar vertebrae) ■

・四角柱状で縦に幅広となる。

・ほぼ水平に突出していて、下位のものほどその傾向は強い。

 
   

 

 

 

■ 筋 ■    

 以下、棘突起に付着する筋になるが、その全てを挙げられていない可能性もある。

【 背部の筋 】

起始とする筋肉群
1
8
2
9
3
10
4
11
5
12

大後頭直筋

6
13
7
14
 停止とする筋肉群
1
2

 

■ 靭 帯 ■  

 以下、椎骨の棘突起に付着する靭帯となるが、全てを挙げられていない可能性もある。

1
 椎骨棘突起の間に張る。
2
 棘突起の先端同士を結ぶ。

 

   

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Spine-health」では以下のように解説している。  

「Spinous process is a bony projection off the posterior (back) of each vertebra. The spinous process protrudes where the laminae of the vertebral arch join and provides the point of attachment for muscles and ligaments of the spine. Spinous processes are the ridges that can be felt through the skin along the back of the spine. Incidents of abrupt torsion in the neck such as whiplash can cause the spinous process to fracture. The fracture called a "clay shoveler's fracture" typically occurs in the upper spine at C6 (cervical 6), C7 (cervical 7) or T1 (thoracic 1).」           

 

【 他の参考となるサイト 】

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