胸 管( きょうかん、英:thoracic duct )

 

概 要
走 行
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【概 要】

・長さ:成人で 約 3845 cm 程度  太さ:通常 25 mm 程度

 
胸管・右リンパ管
胸管
体幹のリンパ系
腹大動脈と乳び叢
 

 

【走 行】

1. 第1または第2腰椎の前面付近(やや右寄り) で左右の腰リンパ本幹および腸リンパ本幹からのリンパが合流した膨大部(乳び叢)が起始部となる。

2. 脊椎の前面(下行大動脈の右側)を上行し、横隔膜大動脈裂孔を通過して胸腔内へ入る。

3. そのまま脊椎の前面を上行を続ける。

4. 第5または第6胸椎あたりで左よりに進路を変え食道の左側に出る。

5. 再び脊柱に沿ってほぼ真っすぐ上行していく。

 胸管は脊柱の前面を走行中に以下のようなリンパ管からリンパの流れを受ける。

  ・食道周囲リンパ管 ・肋間リンパ管 ・縦隔リンパ管(前・後縦隔リンパ管、左右気管支リンパ管)

6. 第1胸椎上部辺りから脊柱を離れて前上部に向きを変える。

7. 上端が第6頚椎あたりに達すると弧を描いて下方に向かい左静脈角で静脈に注ぐ。

 静脈に注ぐ直前で左頚リンパ本幹、左鎖骨下リンパ本幹、および左気管支縦隔リンパ本幹からのリンパを受ける。

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