以下が股関節の動作に関係する筋肉群となる。存在する場所によって4つに分けてみた。
前 面 |
1 |
大腰筋 |
psoas major |
2 |
腸骨筋 |
iliacus |
3 |
大腿直筋 |
rectus femoris |
4 |
縫工筋 |
sartorius |
後 部 |
1 |
内閉鎖筋 |
obturator internus |
2 |
外閉鎖筋 |
obturator exterus |
3 |
上双子筋 |
gemellus superior |
4 |
下双子筋 |
gemellus inferior |
5 |
梨状筋 |
piriformis |
6 |
大腿方形筋 |
quradratus femoris |
7 |
大殿筋 |
gluteus maximus |
8 |
中殿筋 |
gluteus medius |
9 |
小殿筋 |
gluteus minimus |
10 |
半膜様筋 |
semimembranosus |
11 |
半腱様筋 |
semitendinosus |
12 |
大腿二頭筋(長頭) |
biceps femoris (long head) |
内側部 |
1 |
恥骨筋 |
pectineus |
2 |
長内転筋 |
adductor longus |
3 |
短内転筋 |
adductor brevis |
4 |
大内転筋 |
adductor magnus |
5 |
薄筋 |
gracilis |
外側部 |
1 |
大腿筋膜張筋 |
tensor fasciae latae |
以下が股関節を補強する靭帯になる。
1 |
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2 |
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3 |
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英:iliofemoral ligament
体の中で最も強靭な靭帯で、Y字を逆にしたような形になっているのでY字靭帯とも呼ばれる。
運動制限:伸展(両側)、外旋・内転(外側部)、内旋(内側部)
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4 |
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5 |
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6 |
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右股関節(前面) |
右股関節(後面) |
右股関節(外側面) |
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「プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版」には以下のような解説が見られる。
「股関節は球関節なので、3つの運動軸を持つ。3とも大腿骨頭の中心(股関節の支点)を通り、互いに直交する。それゆえに、関節は3次元での運動が可能であ、6つの主要な方向に動かすことができる。」
⇒ 参考になるイラストを掲載しているサイト
■ 屈 曲 (flexion) ■
いわゆる「膝を上げる」動作になり、歩行時には大切な動きとなる。
可動域:膝関節を曲げて120°~140°
■ 伸 展 (extension) ■
日常生活ではほとんど行わない足を後ろにそらせる動作なため必然的に可動域も小さくなる。
可動域:膝関節を伸展させて15°~20°
※膝関節を屈曲させると可動域はさらに小さくなる。
■ 内 転 (adduction) ■
足を内側方に上げる動作で、日常生活ではほとんど行わない動作のため可動域はかなり小さい。
可動域:10°~20°
■ 外 転 (abduction) ■
内転よりはかなり可動域が大きくなる。股関節を開く動作になり、エクササイズとしてはバレエや格闘技系の「蹴り」などで求められる。
可動域:40°~50°
■ 内 旋 (internal rotation) ■
足を内側に回旋させる動作で、日常生活ではほとんど行われることはないし、エクササイズなどでも意識して行うことは稀と思われる。
可動域:40°~45°
内旋だけに働く筋肉はなく、小殿筋が主動作筋となっている。
■ 外 旋 (external rotation) ■
足を外側に回旋させる動作で、バレエなどのスタンディングポジションではこの動きが求められる。
可動域:40°~50°
以下が股関節に関係すると思われる語句になる。
■ 頸体角 ■
大腿骨骨幹部と大腿骨頸部とのなす角で、成長するに従ってその角度は小さくなる。
・新生児:140°~160° ・10歳:130°~140° ・成人: 125°~135°
■ 前捻角 ■
大腿骨頸部の軸は大腿骨幹部前額面よりも前方にねじれ、このねじれを成す角度のこと。成長するに従って
小さくなる。
・新生児:15°~57° ・1~3歳:20°~50° ・成人:12°~15°