肩関節 ( かた(/けん)かんせつ、英:shoulder joint

 

 肩関節とは

  

 

 
 
   

 

 ※ 読み方だが、「日本人体解剖学 (上巻) 」では「けんかんせつ」、「船戸和弥のホームページ」では「かたかんせつ」となっている。ネットで調べてみると両方の読み方がある。

 

【構成する骨】

 

 

【 種 類 】

 

 

【関連する靭帯】

 「船戸和弥のホームページ」では、肩関節に関係する靭帯として以下の3つを、「日本人体解剖学 (下巻) 」では、関節包を補強する靭帯として1、2の靭帯を挙げている。

1
coracohumeral ligament
烏口突起と上腕骨の大・小結節間にはる。
2
glenohumeral ligaments
関節唇の周りから起こり解剖頚に至る。
3
transverse humeral ligament
上腕骨の大・小結節間に張る。

 ※上記の3つの靭帯の他に「Wikipedia」では以下の靭帯を挙げている。

 ・ 烏口肩峰靭帯

 

   

 

【 運動 / 筋肉 】

 全身の関節のうち最も運動範囲が広い。「船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「(肩関節の)運動は上肢帯の関節(胸鎖関節と肩鎖関節)との共同運動により範囲が増大される。肩甲骨関節窩は、前頭面(左右方向)に向いているのではなく、これより前外方に約30°の角をなす面にあるから(この面を肩甲骨面という)、肩関節の運動もこの面において最も運動範囲が広い。日常、物を書くときや、箸を取るときの上腕骨の位置にもこの面にある。」

 ※以下の表で右端の筋肉は「Wikipedia」を参考にしたものとなる。

1
屈 曲 (flexion)
下垂の位置から約60°、肩甲面すなわち矢状面(sagittal plane)と約60°をなす。

三角筋(前部)

大胸筋  ・烏口腕筋

2
伸 展 (extention)
下垂の位置から約5°

広背筋  ・三角筋(後部)

3
内 転 (adduction)
 

大胸筋  ・広背筋

大円筋  ・肩甲下筋

4
外 転 (abduction)
垂直面に対して約90°、冠状面(coronal plane)に対し約75°

三角筋  ・棘上筋 

僧帽筋  ・前鋸筋(注意)

5

内 旋

(internal rotation)

 

三角筋(前部)  ・大円筋

広背筋

6

外 旋

(external rotation)

 

三角筋(後部)  ・棘下筋

小円筋

 

 
 

 

 注意:以下は「Wikipedia」の肩関節の「Movements」の解説の一部になる。

「Abduction and adduction of the shoulder (frontal plane). Abduction is carried out by the deltoid and the supraspinatus in the first 90 degrees. From 90-180 degrees it is the trapezius and the serratus anterior. Adduction is carried out by the pectoralis major , lattisimus dorsi , teres major and the subscapularis. 」

 

【 その他 】

日本人体解剖学 (上巻) 」では以下のような解説が見られる。

肩関節脱臼:頻発し(全脱臼の約50%にあたる)、肩関節の衝撃あるいは打撲、または肩関節を挙上した位置で上腕部を前方から後方に圧迫した時に起こる。 」

 

【他の参考となるサイト】

・「Wikipedia」