【概 要】
・節前線維は有髄性、そして節後線維が無髄性となる。
【シナプスするパターン】
■幹神経節でシナプス■
交感神経線維が幹神経節でシナプスするパターンには以下の2通りがある。
1. 起始した脊髄レベルの幹神経節で直接シナプス
例 : T1の前枝→T1交感神経節→目や心臓へ向かう線維
2. 上下の交感神経節へ移動してシナプス
上行 : 頚部交感神経節(星状神経節など)にシナプス → 頭部・眼・顔面へ
下行 : 胸・腰・仙骨レベルの神経節にシナプス → 下腹部・骨盤臓器へ
■椎前神経節でシナプス■
交感神経節は通過するだけで椎前神経節(腹腔神経節、上腸間膜神経節など)でシナプスする。
※この場合、側角から出た神経線維は同位の幹神経節に入り、そこから交感神経幹を移動して上下の幹神経節に至るケースもある。
つまり、複数の幹神経節を通過するのみというケースもありうる。
■特殊なパターン■
幹神経節や椎前神経節ではシナプスせずそのまま節前線維のまま副腎のクロム親和細胞へ分布する。
