果糖とも。三大栄養素の糖質(炭水化物)の単糖類のうちの一つ。果実やハチミツなどに含まれ、甘みは糖類中で最も強い。
【もっと詳しく】
自然界においては単独では存在せず、ブドウ糖などの他のものと共存している。ハチミツ
主成分の40%を占 め、甘味は砂糖(ショ糖)の1.5倍ほど。体内では消化、分解の過程を経ずにエネルギーとなるため疲労回復に は即効性がある。
果糖は他の糖に比べて血中インシュリンを上昇させる作用が小さいので、糖尿病患用の甘味料や各種ドリン クに用いられているが、摂取し過ぎると中性脂肪の合成に利用されるため注意が必要。
【果糖の吸収、代謝】
ブドウ糖よりも小腸での吸収は遅いが、肝臓や筋肉でのグリコーゲンの変化率はブド
ウ糖よりも高い。
また、果糖はブドウ糖の代謝に組み込まれるが、筋肉と肝臓では異なった経路をたどる。