・概要
・一覧表
・イラスト
脳神経とは、脳から出ている末梢神経のことで、左右12対ある。その番号は、通常ローマ数字で表すことが多い。
以下は、「船戸和弥のホームページ」の「解剖学」からの引用文となる。
「脳神経は脳からでる末梢神経で12対あるとされている。しかし、嗅神経[Ⅰ]は嗅上皮の感覚細胞の突起であり、嗅神経は最終的には約20本の嗅糸にまとまる細線維の叢であって、本来は嗅細胞自身の中枢性突起である。
視神経[Ⅱ]は脳の一部である。視神経は発生的には中枢神経系の一部と見なされる網膜の神経節細胞の軸索であるから、内側毛帯などと同じ中枢神経系の線維系である。
舌下神経[ⅩⅡ]は、比較解剖学的には脊髄神経である。舌下神経は、脊髄神経の頭側の3本が一体となって頭蓋内に取り込まれたものである。
このような理由から嗅神経、視神経、舌下神経の3対は厳密な意味では脳神経ではない。J.N.Aでは嗅神経と視神経を脳神経から省いて、その変わりに終神経と中間神経を加えていたので伝統的に脳神経は12対とされている。中間神経を顔面神経から独立されることは不当である。」
以下が脳神経の一覧表になる。
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