・概 要
・起 始
・走 行
・枝
・他の神経との交通
・参考となるサイト
舌咽神経とは
以下は舌咽神経が神経系の中でどの位置にいるかを簡単に示した図となる。
脳神経の一般的な分類の仕方として、「頭部の特殊感覚を支配する神経」、「体性運動神経」、そして「鰓弓(性)神経」の3種類があるが、舌咽神経は知覚性神経線維と運動性神経線維からなる「鰓弓(性)神経」となる。
・運動性 :「疑核(舌咽神経運動核)は、迷走神経の起始核とともに延髄中に位置し、オリーブと下小脳脚との間にある溝の最上部から出る。(この際、脳硬膜に小枝を与える)。」「日本人体解剖学 (上巻) 」 ・知覚性 : 上・下神経節 ・副交感性 :下唾液核
・迷走神経とともに頚静脈孔の前区を通り頭蓋腔を出る。 ・頚静脈孔内で上神経節をつくり、頚静脈孔を出て側頭骨錐体の錐体小窩で下神経節をつくる。 ・しばらく内頚動脈との間、そして内頚動脈と茎突咽頭筋との間を垂直に下行する。 ・茎突咽頭筋の外側に至って前方に曲がって終枝にわかれて舌根付近に分布する。
舌咽神経は以下の枝を出す。
舌咽神経は以下の神経と交通している。 迷走神経:下神経節から迷走神経の耳介枝と結合する枝が出る。 顔面神経:鼓室小管上口を出て顔面神経の枝と交通する。 舌神経:(三叉神経の下顎神経の枝の1つ):終枝である舌枝は舌神経と吻合している。 頚鼓神経: 上頚神経節(交感神経)から出る頚鼓神経は鼓室神経叢に吻合する。
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