・概 要
・起始/走行/枝
・参考となるサイト
副神経とは
「船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。 「副神経は迷走神経のアクセサリーのような神経ということから付けられた名称である。(途中略)迷走神経の運動枝と考えられているが、舌下神経と同様に、後頭脊髄神経であるとする説もある」
以下は「プロメテウス解剖学アトラス」からの解説文となる。 「副神経には、臓性遠心性線維、体性遠心性線維が含まれ、延髄根と脊髄根がある。」
■ 延髄根 (cranial roots) ■ ・3~6本の根 起始:疑核の尾側部 ※「日本人体解剖学 (上巻) 」では 副神経延髄根核 としている。 走行:延髄を外側方に貫いてオリーブの後側にあるオリーブ後溝より脳幹を出る。 ■ 脊髄根 (spinal roots) ■ 起始:副神経脊髄核(頚髄前柱に見られる) 走行:脊髄頚部側索を貫いてその外側に現れ、オリーブ後溝よりも下方の第3、第4またはしばしば第5、第6 頚髄節にまで下って頚髄の前・後根の間から出る。そして、脊柱管内を上行し大後頭孔を通って頭蓋 腔に入り、延髄根と合しえ副神経幹を形成する。 ■ 副神経幹 (trunk of accessory nerve) ■ 舌咽神経および迷走神経とともに頚静脈孔の前区を通って頭蓋底の外に出て内枝と外枝に分かれる。
|