第11肋骨 ( だいじゅういちろっこつ、英:eleventh rib

 

 以下に主な第11肋骨の特徴を記す。

 肋骨は大きく真肋仮肋に分けることができるが、第11肋骨は5個の仮肋のうち下から2番目に位置する肋骨となる。また、その先端は胸椎とは接合せず自由端となっていて、浮遊(弓)肋、浮遊肋骨、または浮動肋などとも呼ばれる。

 

 12対の肋骨のうち、第3肋骨から第10肋骨は肋骨の典型的な形状を示すが、残りの以下の肋骨は典型的な形状は取らない。つまり、第11肋骨はそのうちの一つとなる。

 

 

胸郭(後面)

右肋骨(上面)

右肋骨(上面)

 真肋・仮肋

 

■ 付着するもの ■

 第11肋骨に付着する筋および靭帯を以下に挙げたが、その全てを挙げられていない可能性もある。また、靭帯に関しては、肋硬骨に付着するものと肋軟骨に付着するものの2つに分けている。肋軟骨に付着する靭帯を「肋骨に付着する靭帯」と見るかどうかは議論の余地があると思われるが…。

 

筋 肉
起始
1
(全肋骨、肋骨溝の上縁から下位の肋骨体の上縁)
2
(全肋骨、外側面の下縁から下位の肋骨の外側面の上縁)
4
(常在ではない)
停止
2
 全肋骨(肋骨結節肋骨角の間の上縁) ⇔ 胸椎(7~11、横突起
靭 帯

1
2
肋横突靭帯
3
4

 

 

外肋間筋

内肋間筋

 

肋骨挙筋

 

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ