【概 要】

【特 長】
1. 血漿が毛細血管からしみ出たもの
もともとは血漿成分が血圧によって毛細血管からしみでたものなので、血漿が組織液の主成分となり以下のようなものを含む。
・アミノ酸 ・糖類 ・脂肪酸 ・ホルモン ・神経伝達物質 ・塩分 ・リンパ球など
※ 赤血球、血小板、血漿タンパク質は毛細血管壁を通過することはできない。
2. 体重の約15%
細胞外液は血漿と組織液からなる。その内、血漿は体重の5%ほど、そして組織液は体重の15%ほどで、血漿の3倍ほど存在している。
3. 物質の仲介役
毛細血管によって運ばれた酸素や栄養素は、毛細血管から出ると組織液の中を通って細胞まで運ばれる。また、細胞内で発生した二酸化炭素や老廃物は、組織液の中を通って毛細血管に運ばれて回収される。
4. 一部が毛細リンパ管に流れ込む
細胞の回りに存在する組織液は、その大部分(90%)は元の毛細血管に戻るが、その一部(10%)は毛細リンパ管に流れ込んでいる。
