リンパ(性)組織( りんぱ(せい)そしき、英:lymphoid tissue )

 

概 要
構成する細胞
分 類
「ChatGPT」に聞いてみた
 Q.「リンパ(性)組織が存在しない部位はあるのか?」

 

 

【概 要】

・体内の様々な部位に存在し、日々私たちの身体を細菌やウイルスなどの外敵から守っている。

・同じような名称に「リンパ性器官」というのがあるが、リンパ性器官は「被膜や明確な境界構造があり、血管・リンパ管・リンパ濾胞などの構造が整理されているもの」を指し、リンパ球が散在するような部位は含めない。

   

以下はリンパ系全体の構成を簡単に表した図となる。

 

【構成する細胞】

リンパ性組織はリンパ球が中心となるが、それ以外にも以下のような細胞が見られる。

細胞名
備 考
1
 T細胞B細胞NK細胞、免疫応答の主役
2
 抗原提示細胞。
3
 異物の貪食・処理。
4
網状細胞
 リンパ球を支える構造(網状線維)を形成

 

【分 類】

リンパ性組織は以下の2種類に分類される。

■形態による分類■

構成する細胞が集合しているかそれとも散在しているかで以下のように分類できる。

  

■存在場所による分類■

リンパ性組織は存在する部位によって以下のように分けられる。

  

【ChatGPTに聞いてみた】

Q:「リンパ(性)組織が存在しない部位はあるのか?」

 A:「リンパ組織がほとんど存在しない部位

  1. 中枢神経系(脳・脊髄)

  脳脊髄液に流れる免疫細胞はあるが、脳実質自体にはリンパ組織はほとんどない 最近の研究では「脳リンパ管」の存在がわかってきていますが、リンパ節のような構造ではない。

  2. 角膜: 免疫を起こしにくい「免疫特権部位」

  3. 筋肉・心筋: リンパ組織は少ない

  4. 軟骨: 血管やリンパ管が存在しないため、リンパ組織も存在しない。

   5. 肝臓や腎臓など一部臓器 : 血管や間質にはリンパ球は存在するが、リンパ節のような組織的なリンパ集積はほとんどない。」