樹状細胞 ( じゅじょうさいぼう、英:dendritic cell )

 

 私たちの身体を、ウイルスや細菌の外敵やガン細胞などから守ってくれる免疫細胞の一つ。

 

【もっと詳しく】

 樹状細胞(DC)は、その名が示すように周囲に突起を伸ばして樹状の形状をした造血幹細胞が分化した白血球の一種で、もっとも効率の良い抗原提示細胞である。

 また、抗原提示を行わない樹状型の細胞も私たちの身体の中に存在するが、現在では上記の樹状細胞とは区別して考えられいる模様。

造血幹細胞の分岐図

 

<存在場所>

 リンパ組織のみならず全身に存在している。特に、皮膚組織をはじめとして、鼻腔、胃、腸管など外界と接しやすい場所に多い。

 

<種 類>

T細胞関連樹状細胞
1 骨髄系樹状細胞 myeloid dendritic cell
2 形質細胞様樹状細胞 plasmacytoid dendritic cell
3 ランゲルハンス細胞 Langerhans cell 表皮(有棘層)に存在        ⇒ 詳細ページへ
4 指状嵌入細胞 (しじょうかんにゅう-) interdigitating cell 
5 ヴェール細胞 veiled cell
6 真皮内樹状細胞 dermal dendritic cell 真皮に存在
B細胞関連樹状細胞
1 胚中心樹状細胞 germinal center dendritic cell
2 抗原担送細胞 antigen-transporting cell

 

<働き>

1
T細胞の活性化

侵入した抗原を樹枝状の突起で内部に取り込みT細胞に対して抗原提示を行い、T細胞を感染させ免疫反応を高める。

分かりやすいイラストを掲載しているサイト

2
サイトカインの分泌
サイトカインを分泌してウイルスなどを攻撃する。

 

 

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【参考にしたサイト】

ウィキペディア

日本樹状細胞研究会