【もっと詳しく】
・働 き
上記で簡単に「体内に侵入した細菌やウイルス」としたが、外部から体内に侵入したものだけでなく、腫瘍細胞や役目を終えた細胞などの処理も行う。しかし、その働きが正常に行われないと、自分自身の正常な細胞や組織を攻撃したり(自己免疫疾患)、体に害を与えないものにまで反応してしまってアレルギー反応を引き起こしたりする。
・種類
白血球には以下のようなものがある。
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存在場所 |
名 称 |
割 合 |
備 考 |
詳細 |
1 |
末梢血中 |
顆粒球 |
好中球 |
50~75% |
顆粒球中の90~95%ほど |
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好酸球 |
顆粒球中の2~5%ほど |
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好塩基球 |
顆粒球中の1%以下 |
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2 |
リンパ球 |
20~40% |
種類:NK細胞、B細胞、T細胞 |
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3 |
単 球 |
3~6% |
白血球細胞の中で一番大きい |
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4 |
組織内 |
樹状細胞 |
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皮下組織始めとして全身に存在 |
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※「割合」は末梢血管内にて。
※「顆粒球」の分類は染色(ギムザ染色)のされ方の違いによるもの。
・数
白血球の数は血液検査などでもよく行われる項目だが、その数は個人差が大きく、一個人内でも短時間で大きく変化することがある。
年齢によりその数は異なるが、新生児および乳幼児は成人よりも数が多く、倍になることもある。また、新生児および乳幼児はリンパ球の割合が高く70%程になる。
血液検査などで健康の目安となる白血球数は1立方mmあたり
※サイトによっては「4,000~9,000」「6,000~8,000」というようにかなりその数字に差がある。
数値が高い場合 ⇒ 体内のどこかに炎症が起きたり、細菌やウイルスが侵入した反応としての増加
白血病や骨髄増殖性疾患などの腫瘍があることによる増加
数値が低い場合 ⇒ 膠原病、再生不良性貧血、悪性貧血、敗血症やウイルス感染などが考えられる。
・新生と破壊
新生:赤血球や血小板と同じように、骨髄の中にある造血幹細胞が元となり各白血球へと分化していく。
⇒ 分化の過程をより詳しく解説しているサイト
破壊:白血球の血管内での寿命は赤血球のそれ(100日~120日)に比べると非常に短く、寿命が来ると肝臓または脾臓内で分解、処理される。
1 |
顆粒球 |
1日より以内(概ね10時間程度) |
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2 |
リンパ球 |
数日~数カ月 |
3 |
単 球 |
数時間~数日 |