全ての動物の腸内に存在している乳酸菌(善玉菌)の一種。
【もっと詳しく】
腸内のビフィズス菌の数は加齢とともに減少するが、ストレス、喫煙、飲酒などの加齢以外の要素に
よっても左右される。 また、ビフィズス菌が腸内で生きている期間は約1週間程度である。
母乳で育てられている乳幼児の糞便中の菌はビフィズス菌などの善玉菌の割合が90パーセント以上
を占めるが、人工栄養で育てられている乳幼児の糞便中の菌は大腸菌などの悪玉菌の割合が多い。
【ビフィズス菌の主な働き】
1. 免疫力の向上
ビフィズス菌が体内で生産する乳酸や酢酸は、腸内を酸性にして病原菌の感染や発がん物質の
生成を抑制する。
2. ビタミンの生成
ビタミンB1・B2・B6・B12・K、葉酸、ニコチン酸などのビタミンを生成する。
3. 便秘の改善
腸はビフィズス菌が生成した乳酸や酢酸などで刺激され、蠕動運動が活発になり、その結果とし
て便秘が改善される。