・ 序 論 ( 数、大きさ、骨格系 )
・ 構 造
・ 機 能 ( 身体の支柱、臓器の保護、運動器官、カルシウムの貯蔵、造血 )
・ 分 類
( 形状による分類 : 1. 長骨 2. 短骨 3. 扁平骨 4. 不規則骨 5. 含気骨 6. 種子骨 )
( 位置による分類 : 1. 頭部 2. 体幹 3. 上肢 4. 下肢 )
・ 特殊な骨
・ 関連語句
・ 骨一覧表 ( 1. 部位別 2. 五十音 3. 形状別 )
・ イラスト一覧
・ 骨詳細 ( あ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行 )
・ 骨格ごとの付着筋 (イラスト)
新生児の骨の数は成人のものよりかなり多く約300~305個と言われている。成長するに従って骨同士が癒合してその数は減少し、成人時の骨の数は約200~206個と言われる。癒合の仕方には個人差があるため骨の数にも幅が出てくる。
「 Wikipedia 」では以下のように解説している。 「 In the human body at birth, there are over 270 bones,[1] but many of these fuse together during development, leaving a total of 206 separate bones in the adult,[2] not counting numerous small sesamoid bones. 」 人体の中で最も大きな骨は大腿部にある大腿骨、身長の約1/4ほどの長さを有し、およそ40㎝から45㎝となる。そして最も小さな骨は耳の奥(内耳)にある耳小骨の一つであるアブミ骨。 以下は「Wikipedia」からの抜粋文となる。 「 The largest bone in the body is the thigh-bone (femur) and the smallest is the stapes in the middle ear. 」
私たちの身体の中の約200個の骨は互いに連結して骨格を形成している。そこに外部から加わる衝撃を吸収したり骨の動きをスムーズにする軟骨、そして骨と骨の結合を強固にする靭帯が加わって骨格系(skeletal system)が形成され、私たちの身体の大切な骨組みとなる。
骨にはいくつかの形状があるが、基本的には以下の4つより構成される。
■ 関連語句 ■ 以下は骨の構造に関する関連語句となる。詳細はそれぞれの解説ページを参照のこと。 ・外環状層板 ・介在層板 ・骨細管 ・骨細胞 ・骨層板 ・骨小腔 ・骨単位(=ハバース系) ・骨梁 ・小柱骨(= 骨梁) ・内環状層板 ・ハバース管 ・ハバース層板 ・フォルクマン管
骨格系の主な機能として、身体の支柱、臓器の保護、運動器官、カルシウムの貯蔵、そして、造血の5つが挙げてみた。
骨格系は、各骨が正しく連結することによって私たちの身体を形作る骨組みとして働いている。私たちが正しい姿勢を維持できるのもこの骨格系のお陰となる。もちろん、それは静止した状態の実ならず後に述べる「運動器官」としても大切な役割を果たす。
骨格系が空間を形成し、その中に臓器を入れることによりそれらの臓器を保護している。
骨格系は受動的運動器官となるが、能動的運動器官である筋肉とともに運動器系を形成している。
骨は無機成分と有機成分よりなり、その割合はだいたい「7:3」である。(資料によってその割合にはけっこう差があり、「6:4」としているサイトもある)そして、無機成分のうち、その約85%がリン酸カルシウムで、約10%が炭酸カルシウムとなる。
つまり、無機成分と有機成分の割合を「7:3」とした場合、少し大雑把な数字であるがだいたい以下のことが言えるはずである。
私たちの身体の中の造血器官は胎児期は肝臓、脾臓、骨髄の3つになるが、出生後は肝臓、脾臓での造血機能はほぼ消失する。そして、出生後はもっぱら骨の中にある骨髄だけが造血機能を有することになる。もちろん、全ての骨に造血機能が備わっているわけではなく、成人では椎骨を除いてはそのほとんどが扁平骨となる。 ※ 長骨の大腿骨や上腕骨などでも、近位端の骨端部など限られた場所には成人になっても造血機能が存在する。
以下は常在しない特殊な骨となるが、そのすべては挙げられていないと思われる。
|