種子骨 ( しゅしこつ、 英:sesamoid bone

 

 種子骨とは

  

  

 

 以下は「船戸和弥のホームページ」の「解剖学テキスト」の「骨学」の種子骨の解説文となる。

「種子骨は腱あるいは腱と癒着している関節包に出現する骨片であるが、骨化の程度はまちまちで大部分が線維軟骨性の場合もある。摩擦に抵抗するために生じた物で、その腱が接している骨部と関節する。手、足の腱に多くみらえるが、膝蓋骨は靱帯の人体中最大の種子骨である。一般に腱が骨の突起などの直上を通り、しかも頻繁に移動する部位に生じ、摩擦を防ぐ働きがある。関節部などで、骨に接して通過する腱の中に生じた骨片で、その骨と関節して摩擦に抵抗する。骨化の程度はまちままちで大部分が線維軟骨性のこともある。関節面は関節軟骨におおわれる。母指の中手指節関節部など手・足に多くみられ、豆状骨、膝蓋骨も種子骨である。」

 

【 出現部位 】

上 肢
豆状骨と、主に母指掌面の中手骨と基節骨の中手指節関節のところに2つ出現。
下 肢
大 腿
膝蓋骨は最大の種子骨である。
主に母趾底面の中足骨と基節骨の中足趾節関節のところに2つ出現。
足根骨に、時として多数の種子骨が出現することがある。

 

手掌

膝蓋骨

足底

足背

 

【 まとめ 】

 

【他の参考になるサイト】

種子骨のレントゲン写真を掲載しているサイト-Ⅰ

種子骨のレントゲン写真を掲載しているサイト-Ⅱ

種子骨のレントゲン写真を掲載しているサイト-Ⅲ

種子骨のレントゲン写真を掲載しているサイト-Ⅳ