非必須アミノ酸の一種。チーズから発見され、ギリシャ語のチーズを意味するtyrosがその名の由来。
【もっと詳しく】
動物の体内では必須アミノ酸であるフェニルアラニンより作られる。ドーパミンやノルアドレナリンなどの神
経伝達物質や各種ホルモン(成長ホルモン、甲状腺ホルモンなど)などの原料となる。
医学的には、経口栄養剤やアミノ酸輸液などの栄養成分として、またはサプリメントとして利用されている。
【チロシンの主な働き】
(神経伝達物質の脳内濃度を上げることにより以下のような働きがある)
・ストレスの緩和
・記憶力の改善
・精神的症状(うつ病など)の改善
・性的能力の向上(ドーパミンは性欲を司る物質)
(「成長ホルモンを増加させる」可能性から以下のような働きが期待できる。)
・脂肪燃焼作用
・自然治癒力の向上
・老化防止
【チロシンを多く含む食事】
乳製品(牛乳、チーズなど)、鶏卵、大豆、落花生、アーモンド、タケノコなど。