多糖類 ( たとうるい、英:「多糖」polysaccharide )

 

 三大栄養素糖質(炭水化物)の一つ。単糖(最も簡単な糖類)が数十から数百結合したものの総称。

 

【もっと詳しく】
ヒトの体内の主な多糖類はグリコーゲンで、ブドウ糖より構成され肝臓や骨格筋に貯蔵される。

 

【多糖類の分類】
多糖類は以下の3つに分類することができる。
1. 1種類の単糖からなるホモ多糖類
2. 2種類以上の単糖からなるヘテロ多糖類
3. タンパク質との複合体であるムコ多糖類


【主な多糖類】

 

名  称

分  類

解     説

1

デンプン

ホモ多糖類

ブドウ糖(グルコース)で構成される。

2

グリコーゲン

ホモ多糖類

ブドウ糖で構成され、動物の貯蔵糖質。

3

セルロース

ホモ多糖類

ブドウ糖で構成され、植物の貯蔵糖質。

4

グルコマンナン

ヘテロ多糖類

ブドウ糖、マンノースで構成され、コンニャクに多く含まれる。

5

ヒアルロン酸

ムコ多糖類

皮下・眼の硝子体・関節液などに多く含まれる。

6

コンドロイチン

ムコ多糖類

角膜、軟骨に多く含まれる。

7

コンドロイチン硫酸A

ムコ多糖類

軟骨に多く含まれる。