腺( せん、英:gland )

 

概 要
外分泌腺
内分泌腺

 

 

【概 要】

・分泌腺とも

  

【 外分泌腺:Exocrine gland 】

 
外分泌腺
 

 

以下に代表例を簡単な表にしてみた。

種 類

分泌物

存在場所
働 き
1

汗 腺

全身の皮膚
体温調節、皮膚湿潤
2

唾液腺

唾 液

口腔内
消化・殺菌
3

涙 腺

まぶたの裏側
乾燥防止、殺菌、保護作用
4

皮脂腺

皮 脂

毛が生えた皮膚全体
保護、乾燥防止
5

胃 腺

胃 液

多くは毛のある皮膚
消化、殺菌
6

腸 腺

腸 液

腸壁の内側の粘膜
消化
7

膵 腺

※外分泌部

膵 液

膵臓全体
消化(三大栄養素)
8

乳 腺

母 乳

乳房の内部
乳児への栄養補給
9

粘液腺

粘 液

呼吸器/消化器系の粘膜
湿潤、外敵の侵入防止

 

【 内分泌腺:Endocrine gland 】

内分泌腺は外分泌腺のような統一された細胞の配列とはならないが、その配列には部位によりパターンが決まっている。

 
配列名
備考
1

索状配列

(最多)

 細胞が「ヒモ(索)」のように一列に長く並び、それが複雑にからみ合って網の目のようになっている構造。
ヒモのすぐ隙間を、毛細血管がすき間なく流れている。

 例:下垂体、副腎、膵臓のランゲルハンス島

2
濾胞配列

 細胞がきれいな円形(中が空洞のボールのような形)に並ぶ構造
 作ったホルモンをいったんボールの真ん中の空洞(濾胞)に貯留、必要に応じてまわりの血管へ流す。

 例:甲状腺、脳下垂体(中間部)

3
層状配列

 細胞の種類や役割ごとに、きれいな層」を作って積み重なっている構造。層ごとに違う種類のホルモンを生成。

 例:副腎皮質

 

以下、一覧表を簡単に記す。

名 称

存在場所

主なホルモン

作用
1

視床下部

脳の中心部

刺激ホルモン放出ホルモン など

直下の下垂体」に命令を出し、ホルモンの出具合をコントロール

2

下垂体

脳の底(下側)

成長ホルモン
刺激ホルモン各種
抗利尿ホルモン(バソプレシン)

体の成長を促す。
他の内分泌腺に「ホルモンを出せ」と命令。 尿の量を減らして水分を体にため込む。

3

甲状腺

首の前側(のどぼとけの下)

甲状腺ホルモン
(サイロキシンなど)

全身の代謝を活発化し、生きるためのエネルギーを生成

4

副甲状腺

甲状腺の裏側(4つある)

副甲状腺ホルモン
(パラソルモン)

骨からカルシウムを溶かし出すなどして、血中のカルシウム量を増す。

5

副 腎

腎臓のすぐ上

コルチゾール
アルドステロン
アドレナリン

抗ストレス、塩分や水分のバランスを保つ。 心拍数を上げて体を戦闘モードへ

6

膵 臓

※ランゲルハンス島

お腹の奥(胃の後ろ側)

インスリン
グルカゴン

血糖値を調節

7

精 巣(♂)

股の間(陰嚢の中)

テストステロン
(男性ホルモン)

筋肉やひげなど、男性らしい体つきを作る。精子を生成補助

8

卵 巣(♀)

骨盤の中(子宮の左右)

エストロゲン(卵胞ホルモン)
プロゲステロン(黄体ホルモン)

女性らしい体つきを作る。月経周期をコントロールし、妊娠しやすい状態を整える。

9

松果体

脳の奥深くの真ん中

メラトニン

夜になると眠気を誘い、睡眠と目覚めのリズム(体内時計)を作る。