皮脂腺( ひしせん、英:sebaceous gland )

 

  

 
毛周辺の構造
皮脂腺の構造
表 皮
 

 

「ウィキペディア」には以下のような解説文が見られる。

外分泌腺のうち、皮脂腺の様に腺細胞自体が内部に分泌物を蓄えた後に全体が崩壊して外部に排出される様式を全分泌腺(ホロクリン腺)、細胞体は壊れずに腺細胞の生成した分泌物のみ細胞から浸出する様式を漏出分泌腺(エクリン腺)と呼び、この両者の中間的な様式を離出分泌腺(アポクリン腺)と呼ぶ。すなわち、腺細胞が分泌物を生成し、内部に蓄えると、それを保持した細胞の一部が細胞の本体からちぎれて排出され、細胞本体は崩壊せずに繰り返し分泌物をつくりだす。漏出分泌腺と離出分泌腺は厳密には連続する側面があり、漏出分泌腺の腺細胞からも、微細な細胞断片が離出していることが確認されている場合がある。
代表的なものは乳腺で、乳汁はアポクリン腺様式の分泌によって生成する。

  

 

以下は「ウィキペディア」の解説文となる。

皮脂腺(ひしせん)は、皮膚の内部にある皮脂分泌する小さい。脂腺とも。

機能

皮脂はワックスエステルトリグリセリド脂肪酸などから構成され、汗などの水分と混合することで乳化し、表面脂肪酸を構成し皮表を保護している(皮表膜)[1]。皮表膜はpH4〜6で殺菌作用をもつ(酸外套)[1]。また、皮脂には皮膚の不感蒸泄の抑制や保湿の働きがあり、角層の水分を保持する役割もある[1]
皮脂腺は、ヒトの場合、掌や足底を除くほぼ全身の皮膚(一部は粘膜)に分布し、多くは体毛に付属する器官として毛包上部に開口している。被髪頭部や顔面などの脂腺の多数密集する部位を脂漏部位 (seborrheic zone) という。頭皮は発達している例であり、髪を保護するために多量の皮脂を分泌する。しかし髪があまりにも長いと全体に皮脂が行き渡らないため、リンストリートメントを使用して補うことがある。一方、口唇や頬粘膜など体毛が欠如しており直接皮表に開口しているものを独立脂腺 (free sebaceous gland) という。
ストレスを受けると体内の活性酸素が急激に増加して皮脂腺が活発になるが、この時分
泌された皮脂には通常より強い臭いを伴う。

 

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