筋線維 ( きんせんい、 英:muscle fiber ) 筋線維とは 以下が筋の主な骨格筋の構成要素となる。 ■ 構 成 ■ 筋線維は、一番外側の細胞膜である筋細胞膜と、その内側の細胞質にあたる筋形質に大きく2つに分けることができる。 1 筋細胞膜 sarcolemma = 筋鞘 最も外側にある構成要素で、さらにその外側を筋内膜が覆う形になる。 2 筋形質 sarcoplasm 他の細胞でいう細胞質のことで、以下のようなものを含んでいる。 ※細胞小器官としてはその一部のみを以下に一覧にしている。 筋原線維 myofiber 筋形質の内部は、そのほとんどが筋原線維で占められている。 ⇒ 詳細ページ 細胞核 (cell) nucleus 多核で、筋細胞膜直下に存在している。 ミトコンドリア mitochondrion 心筋と比べるとその数は少ない。 ⇒ 詳細ページ 筋小胞体 sarcoplasmic reticulum 膜系構造の一つで、筋原線維を取り囲むように存在している。 ⇒ 詳細ページ 横行小管 transverse tubule =T(細)管 その他 コロイド状の細胞液の中にグリコーゲン、ミオグロビン、酵素などが存在している。 ■ 種 類 ■ 筋線維は筋肉の種類によって異なる。 骨格筋の筋線維 心筋の筋線維 平滑筋の筋線維 縞模様 有 有 無 形状 円柱 紡錘状 核 多核 多核 単核 ミトコンドリア 少ない 多い 少ない 太さ 10~100μm 数μm 長さ 数㎜~数十㎝(?) ≦0.2㎜ 筋節 有 有 無 イラスト