.・つまり、胸郭は胸腔の骨組みとなっている。
・胸郭は上下に大きな開口部を有し、上部のものを胸郭上口といい、第1胸椎体、第1肋骨および胸骨柄の上縁で囲まれている。
・下部のものを胸郭下口といい、第12胸椎体(下縁)、第11・12肋骨、第7~10肋軟骨、および胸骨の剣状突起で囲まれている。
以下は「日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文になる。
「胸郭は、胸椎(12個)、肋骨(12対)および胸骨(1個)によって構成される。胸郭の上方は第1肋骨,胸骨および第1胸椎とによって境され、胸郭上口をつくる。下方は、胸郭下口 といい、胸骨の剣状突起、第7~第10肋軟骨、第11・第12肋骨および第12胸椎体の下縁によって囲まれる。第8~第10肋軟骨は合して、全体として下方に向かう膨隆した弓状縁をつくる。これを肋骨弓と言い、左右の肋骨弓は胸骨の下端で剣状突起を挟んで合し、約70度の角をなす。これを胸骨下角という。各肋骨間の間膜を肋骨隙といい、その数は11ある。間隙の広さは、上方から下方に行くにつれて狭く、後方よりも前方が広く、ことに肋骨と肋軟骨が接合する付近においては最も広い。 」
また、以下が「船戸和弥のホームページ」からの抜粋文となる。
「胸郭は脊柱(胸椎)、肋骨及び胸骨の3者で構成され、それらによって囲まれた腔即ち胸郭の内腔を胸腔という。この腔と、内臓系の胸膜腔とは、まったく別のものであるから注意のこと。(続)」
そして、以下は「THE FREE DICTIONARY」の解説文となる。
「The upper part of the trunk between the neck and the abdomen; formed by the 12 thoracic vertebrae, the 12 pairs of ribs, the sternum, and the muscles and fasciae attached to these; below, it is separated from the abdomen by the diaphragm; it contains the chief organs of the circulatory and respiratory systems.」
【 参考となる他のサイト 】
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
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