前頭骨 (ぜんとうこつ、英:frontal bone)
前頭骨は以下の3つのパートより構成される。
前頭骨は、以下の7種(12個)の他の頭蓋骨と隣接している。
「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。 「前頭骨は膜性骨発生(結合組織性骨化)によってできたいわゆる付加骨に属し、主な骨化点は左右の2個で前頭結節のところに始まる(その他の骨化点として前頭骨鼻棘、滑車窩、頬骨突起の付近に現れる)新生児では、なお左右は分離しているが、2歳ころから癒着し始め、学齢期に至って癒合する。鼻根の近くだけ癒合が遅れ、成人でここに小骨片を認めることがある。これを前額骨と言う。前頭洞の形成は2歳ころから始まり、20歳ころに完了するが、老齢器に至るまで発育を持続するものと言われている。」
「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。 「成人の前頭骨でその正中にしばしば縫合が残り、両骨に分かれていることがある。 この場合の縫合を前頭縫合という。また、滑車窩の傍らにまれに小棘を見ることがある。これを滑車棘(上斜筋のための滑車が付く)という。 」
この項は、「日本人体解剖学 (上巻) 」と「船戸和弥のホームページ」、そして「Rauber-Kopsch解剖学」を参考にして作成している。参考にした資料の中には「縁」を付したいくつかの名称が見られるが、前頭骨の全ての縁に名称がつけられているようには思われない。例えば、篩骨や頬骨との接合する縁などにはその名称は見られない。 以下は、今現在分かっているものだけ記しておくが、より詳しい(または正しい)ことが分かり次第、加筆または修正を加えていく予定である。
前頭骨全体を面では区別をしていないが、前頭鱗と眼窩部は以下のようにいくつかの面に区別されている。
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か行 |
か |
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き |
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こ |
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さ行 |
し
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せ |
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そ |
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た行 |
た |
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ち |
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と |
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な行 |
な |
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の |
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は行 |
ひ |
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ま行 |
み |
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も |
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ら行 |
る |