解剖学という学問は、人体の形態、構造、発生を理解することを目的とし、その手法や目的によっていくつかに分類ができる。

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系統解剖学

systematic anatomy

　系統とは、血管や神経など同じような働きをする器官の集まりのこと。系統解剖学は、身体の一部分(局所)を見るのではなく同じような働きをする器官全体を見ていく解剖学になる。

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局所解剖学

regional anatomy

　頭部、腹部などの人体を部位ごとに、その局所について見ていく解剖学のこと。

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　また、研究方法により以下のようにも分類できる。 2-2

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肉眼解剖学

gross anatomy
　顕微鏡を用いずに肉眼で行う解剖学のこと。　⇒ 詳細ページへ
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顕微解剖学

microscopic anatomy
　顕微鏡を用いて組織を観察する。＝ 組織学(histology)　⇒ 詳細ページへ

 

　そして、「解剖」という行為自体、その目的によって以下のように分類できる。　

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系統解剖

systematic anatomy
　全身各所を系統的に観察する解剖　＝正常解剖　　⇒ 詳細ページへ
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病理解剖

pathologic anatomy
　病気で亡くなったヒトを対象にして、臨床診断の妥当性、治療の効果の判定、直接死因の解明、続発性の合併症や偶発病変の発見などを目的に系統的な解剖を行うこと。（ウィキペディアより）⇒ 詳細ページへ
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法医解剖

medicolegal autopsy

　法医学上の目的のために行う解剖で、以下の二つに分類される。　

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・司法解剖 (judicial autopsy)

・行政解剖 (administrative autopsy