局所解剖学 ( きょくしょかいぼうがく、英:regional anatomy

 

 局所解剖学とは

  

 

ウィキまとめ」には以下のような解説文が見られる。       ⇒「解剖学の分類」のページへ

「解剖学*の一分野で,一般に人体解剖学human anatomyが系統解剖学*として骨学,筋学,内臓学,神経学,循環器学などのように縦割りに(系統的に)人体を取り扱うのに対し,人体の各部分,すなわち局所における,こうした各系統の相互関係,とくにその位置関係に注目して考察を行う.これが局所解剖学である.したがって,局所解剖学は臨床的な実用性が高く,むしろそうした面が研究の動機になって発展したものである.」

 

 また、以下は「Rauber-Kopsch解剖学」からの抜粋文となる。

「それ(系統解剖学)に対して,局所解剖学は体のいろいろの領域において,諸器官および器官の諸部分が如何ように隣り合わせているかを研究する.その場合,系統解剖学の知識は前もって得られていると仮定するのである.系統解剖学はさしあたって,実用上の目的に持たず,純粋な学間上の目的を持つのに反して,局所解剖学の目的は多くは医者としての必要なことに向けられている.局所解剖学がもっぱら外科的な要求にもとづく場合は,外科的解剖学chirurgische Anatomieとよぶのである.」

 

 そして、以下が「mediLexicon」の解説文となる。

「an approach to anatomic study based on regions, parts, or divisions of the body (the foot or the inguinal region), emphasizing the relationships of various systemic structures (muscles, nerves, and arteries) within that area; distinguished from systemic anatomy.」