ミオグロビン ( 英:myoglobin

 

 筋肉中に多く存在する赤い色のタンパク質。

 

【もっと詳しく】

 <概 要>

 私たちの筋肉が赤く見えるのは、筋肉中に存在する色素タンパクであるミオグロビンによるもの。153個のアミノ酸より構成され、1個のヘムを持ち、分子量は約17,800。三次構造が解明された最初のタンパク質として知られている。

 筋細胞の崩壊時は、細胞外に出て血中に入り、さらに尿中へ排泄される。

 

 <働 き>

 酸素の貯蔵。赤血球中のヘモグロビンにより運搬された酸素を受け取り、ヘムに結合させて貯蔵している。激しい運動時などで、酸素の供給がヘモグロビンだけでは足りない場合に、酸素を放出して補っている。

 

 <その他>

 ミオグロビンはヘモグロビンとその構造や働きが似ている点も多いが、酸素に対する結合性はミオグロビンの方が高い。その他の相違点として以下のようなものが挙げられる。

 

ミオグロビン
ヘモグロビン
1
構 造
単重体
四重体
2
分子量
約17,800
約64,500
3
ヘムの数
1個
4個
4
存在場所
筋肉
赤血球
5
働 き
酸素の運搬
酸素の貯蔵

 

構造図のイラストを掲載しているサイトⅠ

構造図のイラストを掲載しているサイトⅡ

 

 <まとめ>

 

 

 

【参考にしたサイト】

ウィキペディア