【もっと詳しく】
関節腔の中に存在する無色透明の液体で、ヒアルロン酸やタンパク質などを含み粘り気がある。滑膜で産生されている。
滑液の粘度は温度によって変化する。つまり、温度が上がればその粘度は少なくなり関節自体の動きもスムーズになる。スポーツの競技の前にはウォーミングアップなどで滑液の粘度を上げて関節の動きをスムーズにし、パフォーマンスを上げる必要が出てくる。
【働き】
① 潤滑油の働き
ヒアルロン酸とタンパク質の複合体が関節表面を覆って潤滑油の働きをし、関節の動きを滑らかにしている。
② 軟骨への栄養補給、老廃物の除去
関節軟骨自体には血管が通っていないので、滑液を通して栄養分を補給したり、老廃物を排出したりしている。
【参考になるサイト】
・試験管に入った滑液の写真を掲載しているサイト
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ