
・概 要
・区 分
・直腸膨大部
・2つの曲
・3つのヒダ
・腹膜との関係(その他の関連膜)
・壁の構造
・脈管/神経(動脈、静脈、リンパ管、神経)
・関連語句
・イラストを掲載しているサイト
・「日本人体解剖学」ではこの直腸に肛門管を含めているが、このサイトでは区別して解説している。 ・「結腸から直腸への移行はゆるやかで、仙骨中央部あたりがほぼ両者の境界となる。」(船戸和也のHP)
【便の状態の推移】
直腸の下部、およそ2/3を占め、長さ的には5㎝~8㎝ほどとなる。
■ 仙骨曲 ■ ・位 置 : 直腸の上方に位置 ・曲がり方:後ろ側に向かって膨らむ ・特 徴 : 骨盤の後ろ側にある大きなお皿のような骨(仙骨と尾骨)のくぼみに沿って、ぴったり沿うように後ろへ弯曲
■ 会陰曲 ■ ・位 置 : 直腸の下側(肛門のすぐ手前)に位置 ・曲がり方 : 前側(お腹側)に向かって膨らむ ・特 徴 : 尾骨の先端あたりで恥骨直腸筋によって、直腸が前方にグッと引っ張られることで生まれる。
他の臓器と異なり直腸と腹膜の関係は少し特殊で
【その他の関連する膜】
【動脈】 ・上直腸動脈: 下腸間膜動脈(IMA)の末端で、直腸の大部分(主に上部・中部)を養う最も重要な動脈です。 ・中直腸動脈: 内腸骨動脈から分かれ、直腸の中部・下部を養います。 ・下直腸動脈: 内陰部動脈の枝で、主に直腸下部から肛門管を養います。
【静 脈】 ・上直腸静脈: 門脈系(肝臓へ向かうルート)へと流れます。 ・中・下直腸静脈: 体循環系(下大静脈へ向かうルート)へと流れます。 ※この「門脈」と「体循環」の合流点は、門脈圧亢進症の際に痔核などの原因となる重要な場所です。
【リンパ管】 直腸がんの転移経路として医学的に非常に重要です。リンパは主に血管に沿って流れます。 ・上部直腸 : 上直腸血管に沿って、下腸間膜リンパ節(お腹の奥)の方へ流れます。 ・中部・下部直腸 : 上方だけでなく、側方(外側)の内腸骨リンパ節などへも流れます。 ・肛門に近い部分 : さらに下流では、足の付け根にある鼠径リンパ節へ流れるルートも加わります。
【神 経】 直腸の神経は、意識的に動かせない「自律神経」によって制御されています。 ・副交感神経(骨盤内臓神経): S2-S4脊髄神経から起こり、直腸の収縮や排便を促進します。また、便が溜まったという感覚(便意)もこの神経を介して伝わります。 ・交感神経(下腹神経など):腰髄(L1-L2)から起こり、直腸の運動を抑制したり、内肛門括約筋を緊張させて便を保持したりします。 ・骨盤神経叢:これら自律神経が網目状に集まったもので、直腸のすぐ脇を走っています。手術の際にここを傷つけると、排尿や性機能に影響が出ることがあります。
ヒューストン弁
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