斜披裂筋 ( しゃひれつきん、 英:oblique arytenoid muscle )
・ 概 要 |
・ 作 用 |
・ イラスト掲載サイ |
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・ イラスト |
・ 神経 / 脈管 |
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・ 起始 / 停止 |
・ Wikipedia |
・「斜甲状披裂筋」「披裂筋の斜部」という呼称も見られる。
■披裂喉頭蓋筋との関係に関して■
①【斜披裂筋と披裂喉頭蓋筋をそれぞれ独立した筋と見る場合】
「日本人体解剖学」などでは斜披裂筋と披裂喉頭蓋筋をそれぞれ独立した筋と見ているようである。
斜披裂筋 : 起始)披裂軟骨の筋突起 停止)対側の披裂軟骨の上縁
披裂喉頭蓋筋 : 起始)披裂軟骨の上部の外側面 停止)喉頭蓋軟骨
・2つの筋を別々に描いているイラストを掲載しているサイト-Ⅰ
・2つの筋を別々に描いているイラストを掲載しているサイト-Ⅱ
②【斜披裂筋の一部が延長したものを披裂喉頭蓋筋と見る場合】
「船戸和也のHP」や「Kenhub.com」では斜披裂筋の一部が延長したものを披裂喉頭蓋筋と見ている。
「(斜披裂筋の)一部は上に延長して、披裂喉頭蓋ヒダの中を走り喉頭蓋軟骨に達する(披裂喉頭蓋筋)」(船戸和也のHP)
・披裂喉頭蓋筋を斜披裂筋の延長のように描いているイラストを掲載しているサイト-Ⅰ
・披裂喉頭蓋筋を斜披裂筋の延長のように描いているイラストを掲載しているサイト-Ⅱ
※インターネットで画像検索をしてみると、どちらかというと「披裂喉頭蓋筋を斜披裂筋の延長のように描いているイラスト」を掲載しているサイトの方が多いように思われる。
以下は以下は「日本人体解剖学」を参考にして作成した内喉頭筋の簡単な一覧となる。
【 停 止 】:「(対側の)披裂軟骨の上縁」(日本人体解剖学)、「(対側の)披裂軟骨尖」(船戸和也のHP)
「(斜披裂筋とともに) 披裂軟骨を近づけて声門を狭める。」 ( 日本人体解剖学 )
・ 脈 管 :
The oblique arytenoid, the more superficial Arytenoid muscle, forms two fasciculi, which pass from the base of one cartilage to the apex of the opposite one, and therefore cross each other like the limbs of the letter X; a few fibers are continued around the lateral margin of the cartilage, and are prolonged into the aryepiglottic fold; they are sometimes described as a separate muscle, the Aryepiglotticus.
The aryepiglottic muscle together with the transverse arytenoid and the thyroarytenoid work as a sphincter and close the larynx as we swallow or cough. Its innervation is by the recurrent laryngeal nerve (from vagus) just like all the intrinsic muscles of the larynx except the cricothyroid muscle.
【 語 句 】
・arytenoid muscle:披裂筋 ・fasciculi:束 ・prolong:延長する ・aryepiglottic fold:披裂喉頭蓋ヒダ ・aryepiglotticus:披裂喉頭蓋筋 ・sphincter:括約筋 ・larynx:喉頭 ・innervation:神経支配 ・recurrent laryngeal nerve:反回神経 ・vegus:迷走神経 ・intrinsic muscles:内在筋 ・cricothyroid muscle:輪状披裂筋