視覚解剖学 Visual Anatomy

　

　　

　

 

　「日本人体解剖学 (下巻) 」 では、尾骨筋を肛門筋群の一つとして以下のように解説している。

　「 肛門挙筋群の一部とみなすべきもので、その後方を補足する。坐骨棘から起こり、仙骨尖および尾骨につく。」

 

　以下は「船戸和也のHP」 の解説文となる。

　「 仙骨下端と尾骨を結ぶ筋で、ヒトでは退化的に（坐骨）棘尾骨筋に相当し、その浅（外）部が仙棘靱帯になり、深（内）部が尾骨筋に変化し、肛門挙筋とともに尾骨隔膜を形成する。前後の仙尾筋は、それぞれ腹側と背側の尾筋に相当する。後仙尾筋は固有背筋の最下部である。」

 

　また、「Rauber-Kopsch解剖学」 には以下のような解説が見られる。

　「尾骨筋は腱性の束をまじって坐骨棘から起り，扇状にひろがって尾骨の側縁に付着している．腱性の成分がきわめて多量であって，そのためにこの筋は仙棘靱帯の一部のようにみえることがある．この筋はまったく欠けていることがある．」

 

　　　　　　　　　

尾骨筋（女性・上面）	骨盤底筋群（女性・上面）	骨盤底筋群（女性・上面）
骨盤・底面（男）

 

【 起 始 】 ：　坐骨棘　　　　　

【 停 止 】 ：　仙骨（尖）および尾骨

 

 

　「 骨盤内臓の支持および肛門挙筋や梨状筋の働きの補助 」　（ Wikipedia ）

 

　・ 神 経　：　陰部神経

　・ 脈 管　：　

 

 

　The coccygeus muscle or ischiococcygeus is a muscle of the pelvic floor, located posterior to levator ani and anterior to the sacrospinous ligament.

　The coccygeus muscle is posterior to levator ani and anterior to the sacrospinous ligament in the pelvic floor. It is a triangular plane of muscular and tendinous fibers. It arises by its apex from the spine of the ischium and sacrospinous ligament. It is inserted by its base into the margin of the coccyx and into the side of the lowest piece of the sacrum.
　In combination with the levator ani, it forms the pelvic diaphragm.
　The pudendal nerve runs between the coccygeus muscle and the piriformis muscle, superficial to the coccygeus muscle.

【 Nerve supply 】
　The coccygeus muscle is innervated by the pudendal nerve, which runs between it and the piriformis muscle.

　The coccygeus muscle assists the levator ani and piriformis muscle in closing in the back part of the outlet of the pelvis. This helps to support the vagina in women, and the other pelvic organs.

 

【 語 句 】

・ pelvic floor ： 骨盤底　　・ levator ani ： 肛門挙筋　　・ sacrospinous ligament ： 仙棘靭帯　　・ spine of the ischium ： 坐骨棘　　・ coccyx ： 尾骨　　・ sacrum ： 仙骨　　・ pelvic diaphragm ： 骨盤隔膜　　・ pudendal nerve ： 陰部神経　　・ piriformis muscle ： 梨状筋　　・ vagina ： 膣　　

 

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