視覚解剖学 Visual Anatomy

　中間線とは

　

　

 

「船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「腸骨稜が腸骨翼外面に移る縁を外唇、同内面に移る縁を内唇、両唇の間の最も高い隆起線を中間線という。中間線から内腹斜筋が起こる。 」

 

　また、「Rauber-Kopsch解剖学」には以下のような解説が見られる。

「腸骨稜Crista ilicaは，S状にまがっており，幅がひろくて，外唇Labium externum，中間線Linea intermedia，内唇Labium internumという3つの隆起線をもつが，これらは必ずしも明瞭なものではない．」

 

　また、以下が「THE FREEDICTIONARY」の解説文となる。

「the line on the crest of the ilium between the outer and inner lips, for origin of internal oblique muscle.」

 

■ 腸骨稜に付着する筋肉の一覧 ■

　以下は腸骨稜へ付着する筋の一覧となる。

筋 肉	1	内腹斜筋	internal oblique muscle	一部が中間線より起始
	2	外腹斜筋	external oblique muscle	一部が外唇に停止
	3	腹横筋	transverse abdominis m.	一部が内唇から起始
	4	腰方形筋	quadratus lumborum m.	一部が内唇から起始
	5	腸肋筋	iliocostalis muscles	Wikipediaによると腰腸肋筋の一部が内唇から起始
	6	最長筋	longissimus muscles	腰腸肋筋とともに起始する。
	7	広背筋	latissimus dorsi muscle	一部が外唇に停止
	8	大腿筋膜張筋	tensor fasciae latae	上前腸骨棘から起始
	9	腸骨筋	iliacus muscle	一部が内唇から起始

 

【参考になるサイト】

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ