【概 要】
・「ステロイドの中で、ステロールと呼ばれているサブグループに属する有機化合物の一種で
トリテルペノイドの一つでもある。」(ウィキペディア)
・「1784年に胆石からコレステロールが初めて単離された。」(ウィキペディア)
・「室温で単離された場合は白色もしくは微黄色の固体である。」(ウィキペディア)
・「動物細胞にとっては生体膜の必須構成物質であり、さらに細胞内のさまざまなプロセスに関わ
る主要生体分子の一つである」(ウィキペディア)
・「ヒトのあらゆる組織の細胞膜に見出される脂質である。」(ウィキペディア)
・「哺乳類においては、コレステロールの大部分は食事に由来するのではなく、体内で合成され、
血漿に含まれるリポタンパク質と呼ばれる粒子を媒体として輸送される。」(ウィキペディア)
【生合成】
私体の体には、食事からのコレステロールの摂取が多ければ体内での合成を抑制し、摂取量が少な
ければ他の脂肪や糖質を材料にしてその合成量を多くして体内でのコレステロールの量を一定に保つ
働きが備わっている。⇒恒常性維持(/ホメオスタシス)
※体内で合成されるコレステロールのうち、肝臓および皮膚の合成割合を示す資料は見つからないが、
その多くは肝臓由来だと思われる。
「ウィキペディア」には以下のような解説文が見られる。
「肝臓で合成されたコレステロールは脂肪酸エステル体に変換され血液中のリポタンパク質により全身に輸送される。」
【体内における役割】
「動物細胞においては、脂質二重層構造を持つ生体膜(細胞膜)の重要な構成物質である。」(ウィキペディア)
性ホルモン、ステロイドホルモンなどの原料になっている。
「皮膚において7-デヒドロコレステロールが紫外線(UV-B)によってビタミンD3に転換された後、肝臓で25位が
水酸化されて25ヒドロキシビタミンD 〔25(OH)D3〕 が生成します。」(ヘルシーパスブログ)
「ヒトにおけるコレステロールの排泄は肝臓から胆汁として分泌されるが、その際にコレステロールの一部から肝臓
で生合成される胆汁酸と複合体を形成して排泄される。 」(ウィキペディア)
〈その他〉
・「コレステロールは生体内の代謝過程において主要な役割を果たしている。」(ウィキペディア)
・「多くの動物でステロイド合成の出発物質となっている。」(ウィキペディア)
【悪玉コレステロール・善玉コレステロール】
・善玉コレステロール:高密度リポタンパク質(HDL)、余剰コレステロールを改修し肝臓まで運搬
・悪玉コレステロール:低密度リポタンパク質(LDL)、全身にコレステロールを運搬
増えすぎると→血管壁への蓄積→血栓→動脈硬化→心筋梗塞・脳梗塞などを誘発