顎下腺( がくかせん、英:submandibular gland )

 

概 要
顎下腺管
脈管/神経
Wikipedia
イラストを掲載しているサイト

 

 

【概 要】

・「顎舌骨筋の下で下顎底および顎二腹筋の前・後腹の間隙すなわち顎下三角に存在する。」(日本人体解剖学)

・「浅頚筋膜は2葉に分かれ腺嚢となって顎下腺を包む。 」(日本人体解剖学)

・「成人平均重量(一側)3.5~9.0gのやや扁平な楕円体。複合管状胞状線で、腺房は漿液細胞が大部分を占める混合性である。」(船戸和也のHP

・「導管系は介在導管と線条導管が耳下腺、舌下腺に比べてはるかによく発達」(船戸和也のHP

この構成(2葉)に関しては日本人体解剖学および船戸和也のHPには全く言及はない。

 ⇒ 顎下腺が2葉に分かれていることがよく分かるイラストを掲載しているサイト-1

 ⇒ 顎下腺が2葉に分かれていることがよく分かるイラストを掲載しているサイト-2

 

 非刺激性唾液分泌 : 外部からの刺激(例:食べ物を見たり噛んだり)が無い状態で自然と分泌される唾液

 このとき、耳下腺からの唾液の分泌割合は20%ほどとなる。

      

 

舌下腺・耳下腺
大唾液腺
 顎下三角と顎下腺
顎下腺・舌下腺

 

【顎下腺管】

・「ワルトン管、ウォルトン管ともよばれる。」(船戸和也のHP

 

■走 行■

 以下、「日本人体解剖学」の解説を参考して自分なりのアレンジを加えた解説

となる。ただ、詳細な部分では不明な点もあり、今後、修正すべき点が生じた場合

適宜修正していくつもりである。

1. 顎下腺管は顎下腺の浅葉の後端より出る。

2. 顎舌骨筋の後縁を回って同筋の上面に出てくる。

3. 内側方に向って舌神経と交叉する。

4. 舌下腺の内側面に沿って前内側方に進む。

5. 大舌下腺管と合するか、または単独で舌下小丘に開く。

【脈管/神経】

以下が顎下腺に分布する脈管および神経となる。 参考:日本人体解剖学

 動 脈 : 顔面動脈および舌動脈の枝

 静 脈 : 動脈に伴行

 リンパ管 : 顎下リンパ節に入る。

 神 経 :

  交感神経線維)頚部交感神経に由来、外頚動脈に伴って走行

  副交感神経線維)顔面神経を通り鼓索神経を経て舌神経、ついで腺体の内側にある顎下神経節を経て顎下腺に入る。

頭部・頚部のリンパ
耳下腺神経叢からの枝

 

【Wikipedia】

 The paired submandibular glands (historically known as submaxillary glands) are major salivary glands located beneath the floor of the mouth. They each weigh about 15 grams and contribute some 60–67% of unstimulated saliva secretion; on stimulation their contribution decreases in proportion as the parotid secretion rises to 50%.

【Structure】
 Sublingual caruncles highlighted on either side of the frenulum
Lying superior to the digastric muscles, each submandibular gland is divided into superficial and deep lobes, which are separated by the mylohyoid muscle:
  • The superficial lobe comprises most of the gland, with the mylohyoid muscle runs under it
  • The deep lobe is the smaller part

Secretions are delivered into the submandibular duct on the deep portion after which they hook around the posterior edge of the mylohyoid muscle and proceed on the superior surface laterally. The excretory ducts are then crossed by the lingual nerve, and ultimately drain into the sublingual caruncles – small prominences on either side of the lingual frenulum along with the major sublingual duct. The gland can be bilaterally palpated (felt) inferior and posterior to the body of the mandible, moving inward from the inferior border of the mandible near its angle with the head tilted forwards.

【語句】

・salivary glands:唾液腺 ・floor of the mouth:口腔底 ・unstimulated saliva secretion:非刺激性唾液分泌 ・in proportion as ~:~につれて ・Sublingual caruncles:舌下小丘 ・highlight:最重要点? ・frenulum:小帯 ・digastric muscle:顎二腹筋 ・mylohyoid muscle:顎舌骨筋 comprize・構成する: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・: ・:

 

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