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【その他の爪の主な特徴】 参考:日本人体解剖学
・爪の近位部の半月状の白い部分を半月と呼ぶ。
「この部は爪板と胚芽層との間にある角化した物質による反射のために白くみえる。」(日本人体解剖学)
・爪の潜入縁と外側縁をおおう皮膚の隆起を爪郭という。
・爪と両側の皮膚ヒダ(隆起)との間にできる陥凹部を爪洞という。
・爪体を載せる皮膚面を爪床といいピンク色を呈する。
・爪床後部の爪根の下部を爪母基といい、爪が新生するところとなっている。
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「日本人体解剖学」では以下のように解説している。
爪は皮膚に由来し、爪を作る角質層を爪角質層といい、重層した角化性多角形鱗状細胞からできる。その細胞内には明らかに核の遺残を認め、また数個の細胞が互いに密着して薄板をつくり、これを爪葉板という。ときに、爪葉板の間には空気が入り込み白色を呈することがある。爪床は表皮胚芽層のつづきで、重層扁平上皮からなる胚芽層すなわち爪胚芽層と真皮からできている。爪胚芽層につぐ真皮層は、一般の皮膚にみられるような乳頭を示さず長い稜をつくっている。この稜を爪床小稜といい、その間に爪床小溝を示し、爪から透視される。
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