脊 柱 ( せきちゅう、英: vertebral column

 

 

 

 

 椎骨は以下の5種類になるが、下部の仙椎と尾椎に関しては、成長するにしたがって椎骨間の軟骨部が消滅し上下の椎骨が癒合して1つの骨、つまり仙骨尾骨になる。また、仙骨と尾骨の接合方法は、椎間円板を介して関節する(仙尾関節)こともあれば、骨化して癒合してしまうこともある。

 

 

【 脊柱の大きさ 】

 脊柱は場所によりその大きさが異なる。

1
 軸椎から第1胸椎まで
 次第に強大となる
2
 第1胸椎から第4胸椎まで
 大きさはあまり変わらない
3
 第5胸椎以下仙骨まで
 再び強大となる
4
 仙骨下方
 弱小となる

 

【 脊柱の湾曲 】

 以下「日本人体解剖学 (上巻) 」より

「脊柱はまっすぐではなく、出生時には2つの弯曲が見られ、ともに前方に凸面をなし、一次弯曲と呼ばれる。上方のものは頚椎、胸椎、腰椎の椎骨によってつくられ、下方の弯曲は仙椎と尾椎によってつくられる。そして、両弯曲は第5腰椎と第1仙椎の連絡するところで会合し、仙椎角と呼ばれる。」

■ 正中矢状面における成人の湾曲 ■

1

頚部湾曲

cervical lordosis

環椎以下の頚椎によってできる前湾。 以下「日本人体解剖学 (上巻) 」より

「生後3ヶ月、すなわち首がすわることに生じ、椎間軟骨の形状が関与すると言われる。この弯曲を二次性弯曲とも呼ぶ」

2

胸部湾曲

thoracic lordosis

胸椎による後湾。頚部湾曲とは第2胸椎で連絡している。
3

腰部湾曲

lumbar lordosis

腰椎による前湾。特に女性に顕著で、若年者ほどその度合いが強い。
4

仙尾湾曲

sacral lordosis

仙骨と尾骨による後湾

 

 

 

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