橈骨手根関節とは
「日本人体解剖学 (上巻) 」は手の関節を以下のように大きく3つに分けているが、橈骨手根関節は4つある手根関節の一つになる。
【 構成する骨 】
【 種 類
【 関連する靭帯 】
橈骨手根関節に関係する靭帯を以下に挙げてみたが、全てを挙げていない可能性もある。
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dorsal radiocarpal l. |
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palmar radiocarpal l. |
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3 |
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lateral carpal collateral l. |
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右手(手掌)
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「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。
「尺骨の下端は関節円板により隔てられ、直接にはこの関節の形成にあずからない。関節包は薄く、しばしば下橈尺関節、手根間関節、豆状骨関節などの関節腔と交通することがある。
運動:橈骨手根関節の運動は2軸性で、手を掌側・背側および外側・内側に曲げる。運動範囲は、掌側に約35°、背側に約25°、外側および内側にそれぞれ約27°である。掌側と内側との屈曲には、多少捻転を伴い、ことのその掌側との間すなわち斜めの屈曲が最大である。 」
また、「船戸和弥のホームページ」の解説は以下になる。
「豆状骨および尺骨は関係しない。2軸性の運動を行い、手を尺側に背側にまげ(屈曲・伸展)、また母指側と小指側へまげる(側屈)。そのほか、これらの運動を連続して行う描円運動ができる。屈曲伸展の範囲は約170°である。また小指側への側屈は約40°で、母指側への側屈(約15°)より大きいが、これは関節面の傾きによる。関節包は薄く、関節腔の形には個人差が多く、下橈尺関節、手根間関節、豆状骨関節などの関節腔と連絡することがある。」
上記の2つの資料で共通していることが
【他の参考となるサイト】
・イラストや写真を掲載しているサイトⅠ
・イラストや写真を掲載しているサイトⅡ