大腿骨頚 ( だいたいこつけい、英:neck of femur

 

 大腿骨体から上内側方に突出したややくびれた部分で、大腿骨頭大腿骨体を連結している。

 

 

 

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「体重の負荷は、頚を経て大腿骨体に伝達されるが、頚には力学的にとくに大きな力が加わる。とくに頚の内側部には、大きな負荷がかかり、この部の緻密骨は厚く発達する。傾斜角は年齢と性によって変化する。乳児では骨頚と骨体とはほぼまっすぐである。幼児では角はなお大きいが(約160°)、その後、骨盤が広く発達するとともに角は小さくなり、成人で約130°になる。女性では男性よりも小さい。女性は骨盤が広く、大腿骨が短いためである。大腿骨頚は前後に圧平されており、下方に行くにしたがって幅が広くなる。大腿骨頚は大腿骨体の上端が内側方に弯曲したものにすぎない。大転子と小転子があるために大腿骨頚と大腿骨体がハッキリ区別される。 」

 

■ 関連語句 ■

 

 

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