舌小胞( ぜつしょうほう、英:lingual follicles )

 

 ほぼ「舌扁桃」と同義だと思われる。よって詳しい解説は「舌扁桃」を参照のこと。

 

以下は「日本人体解剖学」の解説文となる。

舌根の粘膜は、舌小胞によりレンズ状に隆起する。舌小胞は、多くのリンパ小節の集合からでき、舌扁桃 lingual tonsil と総称し、後方は喉頭蓋の前に、両側は口蓋舌弓に向うに従って、次第にまばらとなる。その構造は、口蓋扁桃を小規模にしたようなものである。舌小胞のリンパ組織のまわりは不完全な結合組織性被膜に囲まれている。リンパ球は、しばしば重層扁平上皮を浸潤して扁桃小窩中へ遊出し、いわゆる唾液小体となる。