舌の先端を舌尖というが、その後部にあたる舌背との間には明確な境界線があるわけではない。
一方、舌の後部を舌根というが、舌背と舌根の間には分界溝という明瞭な境界線が存在する。
以下は「日本人体解剖学」の解説文となる。
舌の前部を舌尖(apex)、中央部を舌背(dorsum, 舌体:body)、後部を舌根(root)という。舌尖と舌背(舌体)の間の境界は明らかではないが、舌背と舌根との境界部には分界溝(sulcus terminalis)があり明瞭である。舌尖と舌背は舌の前2/3を占め、舌の口腔部ともいわれる。舌根は舌の後1/3を占め、舌の咽頭部ともいわれる。
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舌(縦断面) |
舌(上方から見て) |
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