硝子体支質( しょうしたいししつ、英:vitreous stroma )

 

  微細線維:グリコサミノグリカン、ヒアルロン酸、オプチシンなどを伴うⅡ型コラーゲン線維 参考:Wikipedia

  細胞:そのほとんどは食細胞(異物を飲み込み破壊)で次いで硝子体細胞(ヒアルロン酸の産出)を含んでいる。

・「液体成分が除かれたあとに残る固形成分は全重量の0.21%にすぎない.」(Rauber-Kopsch解剖学)

    

以下は「Rauber-Kopsch解剖学」の解説文となる。

「これは水分を98%まで含んでいる.濾過すると硝子体液Humor corporis vitreiがでて,それとともに重量の大部分を失ってしまう.この液はいろいろな塩類や有機成分を含み,ごくわずかの蛋白質も溶けている.液体成分が除かれたあとに残る固形成分は全重量の0.21%にすぎない.
硝子体支質は無構造なものではなく,むしろかなり多量に糸のように細かい透明な線維といろいろな形の結合組織細胞とを含んでいる.また遊走細胞(白血球)も硝子体にあらわれることはすでに述べた.
線維は硝子体の内部を貫いて細かい叢をなしているが,この叢に特別な線維の走りかたを見うるのはわずかな場所にすぎない. 」

 

以下は「IMAIOS」の解説文となる。

The vitreous stroma is a fine framework of fibers in the vitreous body embedded in or enclosing

the vitreous humor and condensed at the surface meeting the vitreous membrane.

【 語 句 】

・embed:埋め込む ・enclose:囲い込む ・vitreous humor:硝子体液 ・vitreous membrane:硝子体膜