咽頭(腔)を3つに分けたうちの一つで、最も上部に位置する部分で鼻腔と連絡している。咽頭鼻部とも。
【もっと詳しく】
「日本人体解剖学 (下巻) 」には以下のような解説が見られる。
「鼻部の最上部は咽頭円蓋(pharyngeal fornix)をなし、頭蓋底の直下にあたる。前面は後鼻孔(choanae)を介して鼻腔に通じる。咽頭円蓋後壁の上部には咽頭扁桃(pharyngeal tonsil)がある。外側壁で下鼻道の奥にあたるところに耳管扁桃(tubal tonsil)に囲まれ、耳管咽頭孔(pharyngeal opening of auditory tube)が開く。耳管咽頭孔を前・上・後の3方から境する高まりのうち、後方部の著しい隆起を耳管隆起(tubal elevation)といい、その内部に耳管軟骨の下端をいれている。耳管隆起の外側方にある凹みを咽頭陥凹という。また、耳管隆起から下方に向かって走る耳管咽頭ヒダは耳管咽頭筋により、また耳管咽頭口の前下方の低い挙筋隆起は口蓋帆挙筋によってできる。」
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